こんにちは。
教職経験10年の中学校教員、よしよしです。
特別支援学級と通常学級両方で担任経験があります。
今回は、この春から採用が決まった初任者の先生方へのおすすめ書籍の紹介第4弾です。
「春から初めて働くけれど、どんなことに注意して働いていけば良いのだろう?」
「新任の時の心構えやで、授業の留意点ってどんなことがあるのだろう?」
そんな疑問をもつ先生方に、おすすめの書籍はこちらです!
『新任3年目までに身につけたい教師の指導術10の原理・100の法則』
①教師として身につけたい指導術の10の原理(考え方)が分かる
②教師として身につけたい100の原則が分かる
③今後の教師人生に生きる構えと基礎理論が分かる
それでは書籍の紹介です!
おすすめポイント3選
①教師として身につけたい指導術の10の原理
本書の第一章、「教師の指導術10の原理」にて
今後皆さんが、教職を続けていく上で、とても大切な考え方(心構え)が10個紹介されています。
◆10の原理の一覧
各タイトルが1つ1つの原理となっていますので、タイトルを紹介します。
1.井の中の蛙(かわず) 大海を知らず
2.石の上にも三年
3.犬も歩けば棒に当たる
4.柳の下のどじょう
5.餅は餅屋
6.負うた子に教えられる
7.千里の道も一歩から
8.聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥
9.三人寄れば文殊(もんじゅ)の知恵
10.禍福(かふく)は糾(あざな)える縄(なわ)の如(ごと)し
以上です。
詳細は書籍に譲りますが、教師として迷った時や悩んだ時に、自分を救う考え方や心のよりどころになります。
私は上手くいかなかったり落ち込んだ際に、「10.禍福は糾える縄の如し」のページを読み直し、前向きに頑張る気力をやしなっています!
◆「原理の解釈」と「どのように教員生活に生かせば良いか」が分かる
原理についての解説の後に、具体的に教員生活のどのような場面でそれぞれの原理を活かすかが分かります。
【仕事を早く終えるための秘訣】
・筆者の教員生活の具体例を交えながら解説
・数多くある教員の仕事を早く終わらせるためには、小さくても良いので早
く取りかかることが大切
本書を読んで学んだことを、実践することで、自分の成長のきっかけとなります!
②教師として身につけたい100の原則が分かる
教員生活の、具体的なシーンやテーマごとに必要な技術が100個学べます!
教師の指導術100の原則
100の原則は、以下の10個のテーマに即して紹介されています。
テーマ1:「最低限必要な技術」
テーマ2:「学級開きの基礎技術」
テーマ3:「生徒指導の基礎技術」
テーマ4:「事実確認の基礎技術」
テーマ5:「保護者対応の基礎技術」
テーマ6:「授業の基礎技術」
テーマ7:「指導言の基礎技術」
テーマ8:「AL(アクティブラーニング)の基礎技術」
テーマ9:「若手教師に必要な心構え」
テーマ10:「教師の基礎理論」
自分が知りたいテーマから、教師として身につけるべき技術あるいは、今後教員を続けていく上で知っておくべき理論を知ることもできます!
私は教職経験をある程度経てから本書を読みましたが、学ぶことがたくさんあり、初任の時に、読める先生方がうらやましいです!
筆者の簡単な紹介
この書籍の著者である、堀 裕嗣 先生の簡単な紹介は以下の通りです。
◆職業:現役中学校教師(北海道の中学校で勤務されています)
◆多くの著作:国語科が専門ですが、教職関連の著書が多数あります
①「10の原理・100の原則」シリーズ
例)・『学級経営10の原理・100の原則』
・『生徒指導10の原理・100の原則』
・『一斉指導10の原理・100の原則』
・『道徳授業10の原理・100の原則』等
②「すきまスキル」シリーズ
例)・『中学校 学級経営すきまスキル70』
・『中学校 生徒指導すきまスキル72』
・『特別支援教育すきまスキル 小学校上学年・中学校編』等
現職の中学校の先生なので、中学で働く予定の先生方は納得感をもって読めます!
③今後の教師人生に生きる構えと基礎理論が分かる
本書の第2章の後半「若手教師に必要な構え」と「教師の基礎理論」では下記の内容が学ぶことができます!
若手教師に必要な構え
1.「報・連・相」を徹底する
2.「可愛がられる方が得をする」
3.「同僚とは絶対に喧嘩しない」
など
上記の他にも、合わせて10個の原則が紹介されています!
教員として生きていく上で必要な心構えが分かります!
教師の基礎理論
1.スクール・カースト
2.サイレント・マジョリティ
3.ヒドゥン・カリキュラム
など
上記の他にも、合わせて10個の原則が紹介されています!
今後教師として働く上で知っておくべき理論が分かります!
この本をオススメしない先生
教師として絶対の自信があり、学ぶ必要性を感じていない先生
本を読むのが苦手な先生
補足:最近の教育書の中では、比較的「文字が多い書籍」に分類されます。
イラストや漫画などが多い書籍に慣れている先生は、始めは文字の多さにビックリする かもしれません!
補足【さらに興味のある先生へ】
【堀先生のおすすめ書籍】
『学級経営10の原理・100の原則』
特別支援学級での指導で、この書籍の原則を使ったところ、「指示が分かりやすい!」と先輩にほめていただきました!
『特別支援教育すきまスキル 小学校上学年・中学校編』
まとめ
まとめです!
今回の記事では、
「春から初めて働くけれど、どんなことに注意して働いていけば良いのだろう?」
「新任の時の心構えやで、授業の留意点ってどんなことがあるのだろう?」
という先生方に対して、
①教師として身につけたい指導術の10の原理(考え方)が分かる
②教師として身につけたい100の原則が分かる
③今後の教師人生に生きる構えと基礎理論が分かる
上記のおすすめポイント3選から
『新任3年目までに身につけたい教師の指導術10の原理・100の法則』
をご紹介しました!
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それではまた!